2014年11月11日

≪ 先入観は人物評価の敵 ≫


天下もとより人あり。ただ相公、知らざるのみ。この意をもって天下の士を待つ。うべなるかな、節行ある者の至らざるや。    〈宋名臣言行録〉(范仲淹)

范仲淹(はんちゅうえん)がある男と人物論をたたかわせたときのこと、相手が、こんな感想をもらした。
「わしは、これまで数多くの人を見てきたが、筋の一本通った人物というのはいないものだな」


すると范仲淹は、反論した。「世の中に、人物がいないなどということはありますまい。あなたがお気づきにならないだけでしょう。だいたいそのような先入観をもって人と接しているようでは、これはという人物が現れるわけがありません」

人物評価にさいして、先入観をもつことはなによりも禁物 ―― とはいうものの、これがなかなかむずかしい。『三国志』の英雄のひとり劉備が、諸葛亮と並称される鳳鄒(ほうすう)こと龐統(ほうとう)の風采があまりにも貧弱だったため、その人物を見損なったなどは、失敗のいい例であろう。

現代でいえば、出身校とか経歴だけで安易な判断を下すと、思わぬ人材を見のがすことになりかねないということである。

posted by 吉野山ユッキー at 18:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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