2014年11月03日

≪ 才智の人には実直な補佐役を ≫


およそ才智の士は、必ず忠直の人を得て、傍らよりこれを制す。これ明主、人を用うるの法なり。        [宋名臣言行録] (司馬光)

あるとき司馬光(しばこう)は、宰相人事に関する帝の下問に答えて、次のように述べた。[先ごろ陛下が抜擢された陳升之(ちんしょうし)は、抜群の才智の持ち主です。ただ、いかなる不測の事態にもけっして動揺することのない人物かというと、はたしてどうでしょうか。

むかし、漢の高祖劉邦は、後事を託すべき人物について、このように述べております。『王陵はあまり頭がよくない、陳平に補佐させるといい。陳平は才気にあふれているが、すべてをまかせきるのは危ない』

真宗(しんそう)陛下が、丁謂(ていい)・王欽若(おうきんじゃく)を登用したさいに、馬知節(ばちせつ)を補佐の役に任じたのも、これと同じことであります。才智あふれる人物を用いるさいには、かならず実直な人物とコンビを組ませ、かたわらからその独走を抑えさせる。 これが明君たるものの人事のポイントと申せましょう」

「たしかにそのとおりだ。わしもそれが気にかかっていた」こういって帝は、司馬光にあらためて人材を推薦するように命じた。
posted by 吉野山ユッキー at 10:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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