2014年10月25日

≪ 人を動かすにはタイミングが大事である ≫


客、水を絶(わた)り来たらんとせば、これを水内に迎うるなかれ。半ば済(わた)らしめてこれを撃つが利なり。  [孫子]

孫子は行軍の心得について多くのことを論じており、たとえば地形に即して、かなり具体的に説いている。なかなか合理的で、なるほどと思わせはする、この心得は、なかなか含蓄がある。

〈敵が河を渡ってこようとしたならば、まだ水辺にいるあいだは知らぬ顔をしておいて、河の中ごろまで渡ってきたとき攻撃をかければ効果がある〉

原文の「水内」は水の中のことではなく、敵から見て河の手前、水ぎわである。この段階であわてて攻撃を開始してはならない。敵はまだ引き返すこともできる。それよりも河のなかほどまできたところで攻撃すれば、敵は身動きがとれない。

以上のことを逆にすると、人を動かすタイミングのことになる。つまり、人に何かさせようとするときは、敵を撃つ場合とは反対に、はじめるまえ(水ぎは)に十分な説明をしておくこと。やり始めたら(河の中ほど)、あまり口を出さないほうがいい。

はじめ、説明しないで途中でああだ、こうだといわれると、やりにくいものである。









posted by 吉野山ユッキー at 17:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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