2014年09月11日

≪ 忙しがり屋の無駄骨折り ≫


歳月もと長く、しかして忙し(せわ)しき者みずから促(せま)れりとす。天地もと寛(ひろ)く、しかしていやしき者みずからせばしとす。風花雪月もと間(しずか)。しかして労攘(ろうじょう)の者みずから冗(じょう)なりとなす。  [菜根譚]

歳月は本来長く続くものだ。それなのに忙しがり屋は、自分からこれを縮めて苦労している。天地は限りなく広いものだ。それなのに心の小さい者は、自分からこれを狭めて苦労している。

四季の自然の趣はまことにのどかなものだ。だがむだ骨折りが好きな者には、それをさえ楽しむゆとりがない。現代のサラリーマンには、ワーカホリック[働き中毒)にかかった人が少なくないという。

終始、仕事に追い回されているうちに、それがふつうの状態となって、たまに暇ができると時間をどう使ってよいかわからず、不安で仕方なくなるそうだ。

近頃はそれが子どもの世界にまで広がって、塾も、稽古ごとも、家族との外出ない日曜日は、何をしていいかわからないから嫌いだという子が多いとのこと。

いずれも周りに追い回されているうちに、自分は本当にどのように生きたいのかがわからなくなった悲劇である。価値ある人生を送るためには、まずみずからの姿勢を確立することが先決であろう。
posted by 吉野山ユッキー at 18:56| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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