2014年09月04日

≪ 他人に対して過大な期待をしない ≫


君子は、その能(よ)くする所の者を以って人を病(や)ましめず、人の能くせざる所の者を以って人をはずかしめず。  [大学・中庸] (礼記・表記)

君子は、自分ができるからといって、同じことを他人に期待して相手を苦しめるようなことはしない。また、相手ができないことを無理やり押しつけて、わざわざ恥をかかせるようなことはしないものだという。

これはとくに、部下を使う立場の人間にとっては、大事な心構えになるであろう。私どもは部下に対してよく「なんだ、こんなこともできないのか」などという。自分の能力に自信を持っている上司ほど、これを口にする。

言う本人は気持ちいいかもしれないが、言われる部下のほうはたまったものではない。へたをすると、妙な反抗心ばかり植えつけることにもなりかねない。そうならないためには、上司の側につぎのことが望まれる。

第一に、仕事を命ずるときは、相手の能力を見きわめ、無理なく消化できる範囲内で命ずる。

第二に、人間はだれでも長所と短所を併せ持っている。できれば短所には目をつぶり、長所を発揮できるようにしむけること。

ここで「礼記」が語っているのも、そういうことにほかならない。
posted by 吉野山ユッキー at 19:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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