2014年08月23日

≪ 謙虚・信念・慎重 ≫


人の悪を攻むるを須(もち)いず、己の善(ぜん)を伐(ほこ)るを須いず。之を行うときは則(すなわ)ち行う可(べ)く、之を巻くときは則ち巻く可し。禄厚ければ責めの大なるを憂い、言深ければ交わりの浅きを慮(おもんばか)る。     [唐詩選] 

職場における人づきあいの心得三カ条。

他人の欠点をとがめたり、自分の長所をひけらかしたりせず、常に謙虚な態度で人に接する。これがまず第一。

だからと言って、何事によらず他人に迎合するであってはならない。主張すべきことは堂々と主張し、容れられなければ潔く職を退くだけの強い信念の裏打ちが必要。これが第二。

第三には、慎重さ。地位が上がったらそれを鼻にかけるのではなく、責任の重さを自覚すること。また、うち割った話をしなければならぬときは、あいてがそれに値するだけの深い関係にあるかどうか、よく考えてからにせよ。

この三カ条を忘れずにいれば、子どもでも間違いなく成功するだろう、と寒山はいう。彼の経歴を語る詩をみると、役人として二代皇帝に仕え、結局うだつがあがらずに終わったということだが、その苦い体験が生んだ忠告として、坊主の説教などにはない説得力が感じられる。


posted by 吉野山ユッキー at 11:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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